新型コロナウイルス沖縄なら大丈夫?春休みの旅行での注意点
新型コロナウイルスが世界的に猛威を奮っています。
特に中国での死者数は恐ろしいほどに増えており、海外旅行・国内旅行含めて、キャンセルが相次いでいます。
もうすぐ春休みで旅行の計画を立てていた方も多いのではないでしょうか?
今回は春休みに沖縄に行っても大丈夫か調べてみました。

沖縄での新型コロナウイルス感染者数

沖縄県では新型コロナウイルスの感染は無いようです(2020年02月08日)
現在、那覇市を含めて沖縄県内では新型コロナウイルス感染者は確認されておりません。
国内の発生状況に関しては、以下の厚生労働省の最新の報道内容をご覧ください。
那覇市公式ホームページより抜粋(2020.02.08) © NAHA City.
厚生労働省のサイトでも随時感染者情報が更新されています。
これを見る限りでは、中国武漢での感染者、及び死者の数が圧倒的で、他の国ではまだ「今すぐヤバい」ほどの数字ではありません。
日本国内では、感染者はいるものの、死者は一人も報告されていません。

沖縄は新型コロナウイルスのリスクが高い?

一方で、日本の中でも、東京、大阪に次いで沖縄県も感染リスクが高いとされているのも事実です。

■沖縄から流行する事態も

 沖縄は人口が過密で、観光客の人口比も高い。県内の新型肺炎のリスクについて、高山医師は「高いのでは」と分析する。2009年の新型インフルエンザは沖縄から事実上流行し、18年には外国人観光客を発生源に国内最大級の麻疹(はしか)の集団感染が起きた。「今回も沖縄から流行する事態を想定した対応は必要だろう」と指摘する。
 一方で現時点では、麻疹のように同じ場に居合わせた人が次々に感染する非常に強い感染力は確認されていない。「中国人全体をリスクとみて接触を避けるのも過剰な反応だ。正しい情報に基づいて、正しく警戒してほしい」と話す。
 椎木医師も、県民に「心配し過ぎず、安心もし過ぎない『ほどほど』の心配をしてもらいたい」と呼び掛ける。新型の感染経路ははっきりしていないが、せきやくしゃみなどの飛沫(ひまつ)やモノを介した接触感染の可能性が高い。インフルエンザ同様、予防は手洗いの徹底に加え、妊婦や基礎疾患のある人、免疫が低下した人は「人混みを避けることが一番」という。
沖縄タイムス プラス より引用 引用元 https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/527443
沖縄県は島であり、不特定多数の観光客が訪れるという意味で、一度ウイルスが持ち込まれてしまうと、広まる可能性はあるかと思います。
しかし、ニュースでも報道されている通り、新型コロナウイルスには非常に強い感染力は無く、手洗いなどの基本的な予防をしていれば防げるとのこと。
「コロナウイルスで死亡」というフレーズだけで、過剰反応せず、きちんとした知識が大切となってきます。

沖縄旅行キャンセル数

では今回の新型コロナウイルスによる、沖縄旅行の状況はどうでしょうか。
沖縄は通年旅行客で賑わう人気のスポットですが、今回の報道を受けて、沖縄旅行のキャンセル数が1万3千人を超えたそうです。(沖縄タイムスより  https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/527816
個人でのキャンセルももちろんですが、旅行会社での団体キャンセルも多いようです。
クルーズツアーなどもキャンセルが相次いでいるようで、旅行会社にとっては、かなりの痛手となっています。
また今年の春休みは、海外からの旅行者もかなり少ないと予想されます。
カナダの世論調査機関アンガス・リード研究所が2月5日に発表した新型コロナウイルスに関連する調査結果(注)によると、2020年後半に中国やシンガポール、タイ、日本など、カナダよりも深刻な影響を受けているアジア地域に旅行する計画があると仮定した場合、それを実施するかという設問に対し、48%がキャンセルすると回答した。44%は再考はするが、より多くの情報を収集した上で決定すると回答している。残りの8%は新型コロナウイルスの流行に動揺することはなく、計画する旅行はすると回答した。
日本貿易振興機構(ジェトロ)より
 
この調べによると、海外の旅行者はアジア以外の国を選択する可能性が高い、もしくは旅行自体を控えることが分かります。
春休みの那覇市は閑散としているかもしれませんね。

新型コロナウイルスのピークは春休み

国立感染症研究所の元研究員である岡田晴恵さんは、新型コロナウイルスのピークは4月~5月だと推測しているようです。
ちょうど春休みの旅行シーズンから、ゴールデンウイークの旅行シーズンですね。
今回のコロナウイルスは潜伏期間が長く、また症状を発症しない菌保有者(不顕性感染)もいるため、どこから、だれから移ったか分からない状態にあることが原因だそうです。
知らず知らずのうちにウイルスが運ばれ、これからもっと増えるとの予測をしています。
ですので、沖縄に限らず、どこにいても感染の可能性はあるということです。
とはいえ、皆さん仕事をしていたり、買い物があったりと、外に出ないと生活できませんよね。
やはり手洗い、うがいなどの基本的な予防が大切です。

沖縄旅行における注意点

空港利用時の注意点

最終的に沖縄に旅行に行くのは自己判断となりますが、今回調べてみて、最低限空港と飛行機内で気をつければ、沖縄に着いてからは、そこまで警戒しなくても良いのかなと思いました。 
理由としては、3つあります。
・沖縄旅行客が激減し、県内の人口密集度が下がるから。
・どこにいても感染するときは感染するし、正しい知識を持って予防すれば防げることが分かっているから。
・致死率は2%と言われているが、本当はもっと低い可能性があり、感染したら即アウト!というわけでは無いから。
沖縄に着いてからはいいとして、やはり不特定多数の人が集まる空港では最新の注意を払うことをオススメします。
そこで空港利用の際に気をつけたいことをまとめました。
・マスク着用
・食事の前には必ず石鹸で手を洗う
・トイレの後には必ず石鹸で手を洗う
・目をこすらない
・ウエットティッシュやアルコールジェルを持ち歩く
・コンタクトよりもメガネ
・水分をこまめに取り、喉を乾燥させない
新型コロナウイルスはアルコールに弱いことが分かっており、こまめに消毒することで防げると言います。
空港職員は毎日必死に働いているわけですし、何回も言いますが正しい知識で対応することが大切です。
また、もしもご自身の体調に異変を感じたら、速やかに検疫官や、医療機関に連絡しましょう。

旅行先での予防策

空港での注意点と同じですが、まずは手洗い・うがいが大切です。
手洗いについても、石鹸でしっかりと洗うこと。
また、食事の前にはアルコール除菌も有効です。
そしてトイレでは、便器の蓋を閉めてから流すことを習慣にしましょう。
飛沫感染においては、せきやくしゃみにより、直径5マイクロメートル以上の唾液粒子の中にウイルスが存在し、マスクで防ぐには限界があるそうです。
ですので、咳やくしゃみをしている人には近づかないことが一番ですね。
今回の新型コロナウイルスは乾燥と低温を好みます。
沖縄の場合は気温が高いので、先程のピーク時予想の4月~5月とはズレる可能性があるかもしれません。
ただ、ホテル内は乾燥するので、部屋を加湿をすること、外出するときはこまめに水分補給が有効です。
喉が潤っていると菌が入ってきにくいので、旅行中はペットボトルを持ち歩くことをオススメします。
ちなみに毎年インフルエンザで死亡する人は3万人と言われていますが、そのほとんどが乳幼児や高齢者なんです。
特に乳幼児や高齢者、持病を持った方は不用意な外出を避けることで防ぐことが出来ます。
沖縄旅行を予定している方の中で、小さなお子様や、高齢の方は今回は見送ったほうがいいかもしれませんね。
健康な大人でしたら、感染しても発症しない可能性も高いようですが、二次感染を防ぐためにも除菌を徹底して菌を家に持って帰らないようにしましょう。

春休みの沖縄は大丈夫?

今回は春休みの沖縄旅行について調べてみました。
結論ですが、きちんとした知識を持って、自己判断で旅行に行くか決めることが大切です。
私の見解としては、乳幼児や高齢者と一緒の旅行計画でしたら、今回は見送ったほうが無難だと思います。
健康な大人でしたら、しっかり対策をしていけば大丈夫なのかなという印象です。
↓↓こういう事ですね笑・・・かなり怪しいですが笑
そこで、おすすめのルートと観光スポットをご紹介します。
まずは沖縄に行くのには飛行機で行くと思いますが、関東圏内の方は羽田を使われるかと思います。
しかし人口密度が高い点、様々な地域から人が集まる点、これらを踏まえると羽田空港はオススメ出来ません。
関東圏内でしたら茨城空港から沖縄に行けるのをご存知でしたか?
旅行代理店ではほとんど扱っていないので知らない方も沢山いらっしゃるかもしれません。
便は少ないですが、茨城空港から那覇まで飛んでいますので、混雑を避けながら沖縄に行けちゃいます!
そして、オススメの観光スポットですが、本島ではなく、宮古島や石垣島などの離島に宿泊するのはいかかでしょう?
茨城空港から那覇で乗り継ぎ、離島まで行くことが出来ます。
確かに那覇と比べると観光施設は少ないですが、より沖縄の魅力を感じられるリゾート地ですので、ゆっくりと沖縄時間を過ごすのもいいでしょう。

まとめ

・春休みの旅行は自己判断
・手洗い、うがいとアルコール除菌
・コンタクトはやめてメガネ
・こまめな水分補給!乾燥に注意
・空港は茨城空港がオススメ!
・沖縄旅行は離島でゆっくり
・正しい知識で正しい行動